・批評にもあったように、アナの自我の目覚めの描写が薄い。←結果的にはそもそもないのかもしれないけど、その観点は一つのテーマ。

・評で読んだ｢アナが見つけた、姉を助ける以上に、自分の体を守る以上に、大切なこと｣をすごく楽しみにしていた。だから実はオチは期待はずれ。もちろん、めっちゃくちゃ十分に大オチではあるんだけど、アナの側から考えられると思っていたので。

・最初のシーンとか、食事のシーン、ビーチのシーン、全部素晴らしいバランス。｢潜水服は蝶の・・・｣はおしゃれだけどピンとこなかったが、これは。

・役者全員素晴らしい演技。母、父、姉、妹、そして叔母。弟は少し。。。

・一度目は、恋は完全に救いシーン+ドラマチックさの付け加えかとも思ったが、ケイトの好きな人に対する態度、サラの娘に対する態度は描く意義があったな。思いながら干渉しすぎない、難しいはず。

・壮絶な闘病描写。現実はあれ以上か。大人には耐えられないのでは。

・音楽も良い。

・なんていって人に勧めるかはわからないけど、映画ってものに相当感動した。

これも相当良い。本人が書いている通り、小説とは違う良さ。