アメリカ東海岸の観光地(ワシントンDC、ボストン、フィラデルフィアなど) - 海外旅行準備室
ニューイングランド
ボストン
(Boston)ニューヨークの北東300km、ニューイングランド地方の中央にあるマサチューセッツ州の州都です。市街の人口は60万人ですが、周辺の都市圏では500万人が集中します。
1630年に清教徒が町を築いたのが始まりで、19世紀にはこの地方の中心地となりました。
アメリカ発祥の地で、イギリス風の町並みが残る観光都市であり、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などがある学園都市でもあります。
ボストン市街の地図
フリーダムトレイル
フリーダム・トレイル
(Freedom Trail)ボストン中心部のアメリカ独立の頃の16の歴史スポットをつなげた観光ルートです。全長約4kmで、歩道につけられた赤い線をたどって歩きます。所要時間は約3時間です。(下記説明文末のカッコ番号が巡る順番です)
フリーダムトレイルの地図 : 赤い線がフリーダム・トレイルのコースです。
ボストン・コモン
(Boston Common)ダウンタウンの中心にある公園で、17世紀の植民地時代から市民の集会や演説が行われた地です。
フリーダム・トレイルの出発点になります。(1)
州庁舎
(State House)ボストン・コモンの北、ビーコン・ヒル(Beacon Hill)に建つ金色のドームを持つ庁舎で、州議会議事堂があります。
独立戦争後の1798年に完成したものです。(2)
パーク・ストリート教会
(Park Street Church)ボストン・コモンの東側、パーク通り沿いに建つ教会です。1810年の創建で、塔の先は珍しい八角形をしています。
1829年にアメリカで初めて奴隷制度反対の演説が行われたところです。(3)
グラナリー墓地
(Granary Burying Ground)パーク・ストリート教会の北側に広がる墓地です。
独立戦争を戦った愛国者たちが葬られています。(4)
キングス・チャペルと墓地
(King's Chapel and Burying Ground)パーク・ストリート教会の北東にある教会と墓地です。
清教徒の市民の猛反対を押し切ってイギリスの植民地政府が1688年に建設した英国国教会の教会です。(5)
ベンジャミン・フランクリン像
(Benjamin Franklin Statue)キングス・チャペルのそばに立つ、政治家で物理学者だったベンジャミン・フランクリンの像です。
1777年に独立宣言の起草をした一人で、凧で雷が電気である実験をしたことでも知られます。
そばには1639年に設立されたアメリカ最古の小学校跡があります。(6)
オールド・コーナー書店
(Old Corner Bookstore)キングス・チャペルの東にある建物で、ホーソン、エマーソンなど著名な文学者が集まって議論をしたサロンがあります。(7)
オールド・サウス会議場
(Old South Meeting House)オールド・コーナー書店の南にある清教徒の礼拝堂です。
1773年にボストン茶会事件の決行集会が開かれた場所です。(8)
旧州庁舎
(Old State House)オールド・サウス会議場の北にあるボストンで最古の建物です。
1713年に完成し、植民地政府が入っていましたが、1776年にバルコニーから独立宣言が読み上げられました。
内部は「ボストン歴史博物館」になっており、独立戦争の頃の品々が展示されています。(9)
ボストン虐殺事件跡
(Boston Massacre Site)旧州庁舎のそばにある独立戦争のきっかけとなった1770年のボストン虐殺事件が起こった地です。
重税に苦しむボストン市民がイギリス兵に投石したところ、発砲されて5人が亡くなり、独立への機運が加速した歴史があります。(10)
ファニュアル・ホール
(Faneuil Hall)旧市庁舎の北西にあるレンガ造りの建物です。
1742年に富豪のピーター・ファニュアル氏が建造し、市に寄贈したものです。(11)
ポール・リビアの家
(Paul Revere's House)ファニュアル・ホールの北西0.6kmにある、独立戦争の英雄とされるポール・リビアが住んでいた家で、ボストン最古の民家とされています。
1775年に高まる独立運動の鎮圧のために深夜に海から奇襲を企てたイギリス軍の動きをリビアが察知して仲間に知らせ、イギリス軍に打撃を与えて独立を勝ち取る活躍をしたというものです。(12)
オールド・ノース教会
(Old North Church)ポール・リビアの家の北0.3kmにある教会です。1723年創建のボストン最古の教会で、白い尖塔が特徴です。
1775年にポール・リビアが尖塔の先に付けられたランタンの数でイギリス軍奇襲のルートを察知したことで有名です。(13)
コップス・ヒル墓地
(Copp's Hill Burying Ground)オールド・ノース教会の北西にある墓地です。
北にチャールズ川(Charles River)を望む高台にあり、独立戦争時にはイギリス軍の砲台が置かれていたところです。(14)
U.S.S.コンスティテューション号
(United States Ship Constitution)コップス・ヒル墓地の北、チャールズ川を渡った対岸の海軍の港に係留されている世界最古の軍艦です。
1797年に進水し、40回以上の戦いに出動して無敗といいます。(15)
自殺を中心に協力して誰が
バンカーヒル記念碑
(Bunker Hill Monument)軍港の北にある高さ67mの丘に立つ記念碑です。1775年の独立戦争で戦闘があった地です。
フリーダム・トレイルの終点です。(16)
私はな差異を行うことができます
ボストンのその他のスポット
クインシー・マーケット
(Quincy Market)ダウンタウン北部、ファニュアル・ホールの東隣にあるマーケットです。
1826年から続く賑やかなマーケットで、3つの建物にレストランやファースト・フード、ブティックやさまざまなショップが入っています。
1950年代には郊外へ移り住む人が増えて寂れましたが、その後の再開発で観光名所に発展したということです。
ボストン茶会事件の船と博物館
(Boston Tea Party Ship & Museum)ダウンタウンの南東、ボストン南駅近くのフォート・ポイント運河(Fort Point Channel)に係留されている船「ビーバー2世号(Brig Beaver II)です。
植民地時代にイギリスの度重なる課税が茶にも及び、1773年に怒った市民が東インド会社の船に積んだ茶箱を海に投棄する事件(ボストン茶会事件)が起こり、これが独立戦争につながりました。
当時3隻あった船のうちの1隻を復元したもので、船上では当時の事件の模様を再現するショーが行われます。
当時の品々を展示する博物館も併設しています。(2007年春まで改装のため休館中です)
ボストン美術館
(Museum of Fine Arts)ダウンタウンの南西3kmにある世界屈指の美術館です。1876年の開館で、エジプト、ギリシャ・ローマ、ヨーロッパ、アメリカ、東洋、素描と写真、染織、現代美術という部門に分かれて100万点を超える作品を収蔵します。
ヨーロッパの名作絵画ばかりでなく、東洋美術の中には、歌麿、北斎、広重といった貴重な浮世絵5万点のギャラリーが見ものです。
なお、収蔵品を日本で展示する姉妹館「名古屋ボストン美術館」が1999年に名古屋市にオープンしています。
イザベラ・スチュアート・ガードナー美術館
(Isabella Stewart Gardner Museum)ボストン美術館の北西にある美術館です。1903年に富豪の未亡人イサベラ・スチュアート・ダードナーが設立したもので、本人のコレクションを中心に2500点を収蔵します。
建物はイタリアのベネチアにあるバルバロ・クルティス宮殿を忠実に再現したものとなっています。
ボストン近郊
ハーバード大学
(Harvard University)ダウンタウンの西北西4km、チャールズ川北のケンブリッジ(Cambridge)の町にある1636年創設のアメリカ最古の大学です。多くの大統領やノーベル賞受賞者を輩出した世界でもトップレベルの総合大学です。
広大な敷地に400以上の校舎があり、ケンブリッジの町は大学の中に町がある感じです。
観光スポットにもなっており、キャンパスの見学は自由で、大学付属の美術館や博物館にも入れます。また見学ツアーもあります。
セーラム
(Salem)ボストンの北東25kmにある町です。1692年に「魔女狩り」と称する虐殺が行われた地で、町には魔女の絵や看板が目立ちます。
魔女狩りの様子を展示や芝居で見れる「セーラム魔女博物館(Salem Witch Museum)」、東インド会社による設立が最初で、アジアの美術品を中心に展示する「ピーポディ・エセックス博物館(Peabody Essex Museum)」などのスポットがあり、道路に引かれた約2kmの赤い線に沿って歴史スポットを歩ける「ヘリテイジ・ウォーキング・トレイル(Heritage Walking Trail)」で町の観光ができます。
プリマス
(Plymouth)ボストンの南東60kmにある大西洋沿いの町です。1620年にイギリスの清教徒102人を乗せた「メイフラワー2世号」が上陸したアメリカ発祥の地です。
港には再建された「メイフラワー2世号」があり、当時の植民地を再現した「プリマス・プランテーション(Plymouth Plantation)」、清教徒が上陸第一歩の足をおろしたという岩「プリマス・ロック(Plymouth Rock)」などのスポットがあります。
アメリカ東海岸北部各地
フィラデルフィア
(Philadelphia)ニューヨークの南西130km、デラウェア川(Delaware River)の西岸に広がる人口150万人の大都市です。アメリカ建国ゆかりの町で、独立宣言の起草、憲法制定会議が開かれ、1790〜1800年はアメリカの首都にもなっています。
なおフィラデルフィアの治安は概ね良好ですが、川の対岸にあるカムデン市(Camden)は全米で危険な都市の第1位にランクされています。
フィラデルフィア市街の地図
市庁舎
(City Hall)市街の中央にある、1789年建造のルネサンス様式の建物で、フィラデルフィアのシンボルです。
高さ167mの時計台がそびえ、頂上には町の建設者ウィリアム・ペンの銅像があります。展望台から市内を一望できます。
インディペンデンス国立歴史公園
(Independence National History Park)市庁舎の東1kmにある、アメリカ独立に関する記念物が残る公園です。
「リバティ・ベル」や「独立記念館」などがあり、周辺の地区も歴史的な建造物が多く残っています。
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独立記念館
(Independence Hall) (世界遺産)インディペンデンス国立歴史公園にある、1732年に植民地の議事堂として建設された建物です。
1776年の独立宣言の可決と、1787年の憲法制定会議が行われた歴史的な場所です。見学ツアーがあります。
リバティ・ベル・パビリオン
(Liberty Bell Pavillion)独立記念館の北側にあるガラス張りの建物で、1776年の独立宣言後に現・独立記念館で打ち鳴らされた鐘「リバティー・ベル(自由の鐘)」が収められています。
ロンドンで鋳造されたもので、後に亀裂を生じて1846年を最後に鳴らされることはなくなったそうです。
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フランクリン・コート
(Franklin Court)インディペンデンス国立歴史公園の東にある、政治家で物理学者のベンジャミン・フランクリンの所有していた家が残っている場所です。
地下には博物館があり、資料や発明品が展示され、フランクリンを紹介する映画も上映しています。
合衆国造幣局
(United States Mint)インディペンデンス国立歴史公園の北東にある世界最大の造幣局です。
貨幣の製造を行っており、製造過程を見学できます。記念のコインなどが買えるギフトショップもあります。
フィラデルフィア美術館
(Philadelphia Museum of Art)市庁舎の北西3kmにある美術館です。1876年の創設で、現在のギリシャ風建物は1928年に完成したものです。
中世から現代まで、またヨーロッパから東洋に至る幅広い作品を50万点以上収蔵しています。
アトランティック・シティ
(Atlantic City)フィラデルフィアの南東90km、大西洋に臨むビーチ・リゾートです。
19世紀後半から東海岸随一の海水浴場として賑わいましたが、20世紀前半には寂れてしまいました。しかし1978年のギャンブル公認で、一躍東海岸のカジノの町として再興しました。
夏に開かれる「ミス・アメリカ・コンテスト」は全米で最高に権威のあるコンテストです。
ボルチモア
(Baltimore)フィラデルフィアの南西140km、ワシントンDCの北東50kmにある人口60万人余の都市です。チェサピーク湾(Chesapeake Bay)の奥にある港湾都市です。
18世紀から水運の要所として栄えましたが、20世紀中頃に不況で町がスラム化し、治安も悪化しました。そこで30年にわたる長期の再開発計画の末、港地区がよみがえり、全国のウォーター・フロント開発の手本となっています。
ボルチモア市街の地図
インナー・ハーバー
(Inner Harbor)市街中心部近くの入り江の奥にある再開発なったウォーター・フロント地区です。
多くのショップが集まる「ハーバー・プレイス(Harbor Place)」、全米でも有数の規模を持つ「国立水族館(National Aquarium)」などの施設の他、「世界貿易センター(World Trade Center)」の27階には展望台「トップ・オブ・ザ・ワールド(Top of the World)」があります。
ベーブ・ルースの生家
(Babe Ruth Birthplace)インナー・ハーバーの西1.5kmにある、野球のメジャー・リーグの偉人ベーブ・ルースが1895年に生まれてから少年期を過ごした狭いアパートです。
中は博物館になっており、少年時代に使ったグローブなどを見ることができます。
マック・ヘンリー要塞
(Fort McHenry)インナー・ハーバーの南東4km、入り江の入り口の岬にある要塞跡です。
1776年の完成で、星形の堅固な城壁で囲まれ、1814年のイギリス軍の激しい攻撃に耐えました。
戦闘後に詠まれた詩が現在の国歌「星条旗よ永遠なれ」です。
ワシントンDC
(Washington, D.C.)ニューヨークの南東320km、ポトマック川(Potomac River)河口近くにあるアメリカの首都です。50州に属さない首都だけの「コロンビア特別区(District of Colombia)」が設けられ、ワシントン州との混同を避けるためにその頭文字の「DC」を付けます。
独立後、北部と南部各州の要請で中間地点に首都を置くことが決定され、1791年から建設が始まって1800年に首都となりました。
人工都市のために無機質な町並みですが、アメリカの政治、行政機関が集中し、世界トップクラスの博物館群が観光資源となっています。中心にホワイト・ハウス、その南の東西6km、幅0.8kmの公共公園「モール(The Mall)」に主なスポットがあります。
なお、9.11同時多発テロ以後、町全般の警備が厳しくなっています。
ワシントンDC周辺部の地図
ワシントンDC中心部
ホワイト・ハウス
(White House)市街の西寄りに建つアメリカ合衆国大統領官邸です。1792年に初代大統領ジョージ・ワシントンが発案して建設を始め、1800年に第2代大統領ジョン・アダムスの時に完成しました。
3階建てで132の部屋があり、大統領の住居は2階にあります。
以前は1階の会見場となる東の間など一部が見学ツアーで一般公開されていましたが、同時多発テロ以後は公開していません。
誰がスペシャルオリンピックスに参加して
ワシントン記念塔
(Washington Monument)ホワイト・ハウスの南、モールのほぼ中央に立つ高さ170mの石造りの塔です。初代大統領ジョージ・ワシントンを記念し、36年の歳月をかけて1884年に完成したものです。
高さ152mの位置に展望台があり、エレベーターで登ることができます。
1899年からこの記念塔より高い建物は建てられない条例があるそうです。
リンカーン記念館
(Lincoln Memorial)ワシントン記念塔の西1.5km、モール西端のポトマック河畔にあるギリシャ神殿風の建物です。
1922年に完成し、内部に高さ5.8mの大理石製の第16代大統領エイブラハム・リンカーンの坐像があります。
右の壁には大統領再選時の就任演説の一文が、また左の壁には有名なゲティスバーグの演説文(「人民の人民による・・・」)が刻まれています。
ジェファーソン記念館
(Jefferson Memorial)ワシントン記念塔の南1.2km、タイダル池(Tidal Basin)のほとりにある円形のギリシャ神殿風の建物です。
1943年に第3代大統領トーマス・ジェファーソンの生誕200年を記念して建てられ、内部に高さ5.8mのジェファーソンの立像があります。
誰がエラゴン遺志を継ぐ者を書いた
国会議事堂
(United States Capitol)ワシントン記念塔の東2.2km、モールの東端にあるアメリカ連邦議会の議事堂です。
北側の上院が1800年、南側の下院が1807年に完成し、正面は西側になります。中央の高さ80mの白亜のドームの上には自由の女神像があります。
ガイドツアーで見学ができ、国会開催中は傍聴もできます。
なお、ワシントンDCの町はここを中心に街路が造られています。
FBI本部
(Federal Bureau of Investigetion)ホワイト・ハウスの東1kmにあるアメリカ連邦捜査局の本部です。
1908年に創設された連邦司法省管轄の捜査機関で、連邦法に違反する事件や、2つ以上の州にまたがる犯罪の捜査、情報収集の他に、警察訓練や鑑識などの支援業務も行っています。
当初は検察局でしたが、1930年代のギャングが横行した時代に業務が大幅に広がりました。
以前はガイドツアーがありましたが、現在はテロ警戒で中止しています。
ナショナル・ギャラリー
(National Gallery of Art)国会議事堂の西1km、モールの中にある美術館です。
1941年に銀行家アンドリュー・メロンが寄贈した絵画コレクションをもとに開館し、その後も多くの寄贈を受けて2万5千点を収蔵します。
巨大な大理石造りの西館は19世紀までの美術品、地下通路でつながった東館は近代作品を展示します。
当初は「スミソニアン協会」の一つとして設立されましたが、現在ははずれて独自組織で運営されています。
スミソニアン博物館
スミソニアン博物館
(Smithsonian Museum)1846年にイギリスの科学者ジェームズ・スミソンが寄付した遺産を基金に設立されたもので、博物館、美術館、動物園の集合体です。
運営は「スミソニアン協会(Smithsonian Institution)」が行い、モールの中心部にある本部はヨーロッパの城のような建物で通称「キャッスル」と呼ばれます。本部を含む16施設は、9つがモールに、5つがワシントンDCの他の地区に、2つがニューヨークにあります。
国立自然史博物館
(National Museum of Natural History)「キャッスル」の北向かいにある、自然界の歴史をテーマとする博物館です。創設は1846年で、現在の建物は1911年に完成したものです。
恐竜、化石、宝石や鉱物、動植物など幅広い分野をカバーする6500万点もの収蔵品があります。
44.5カラットの「ホープ・ダイヤモンド」など宝石類の展示は世界屈指です。
国立アメリカ歴史博物館
(National Museum of American History)国立自然史博物館の西隣にある、植民地時代からのアメリカの歴史を知ることができる博物館です。
1881年の設立で、科学技術、政治、社会、マスコミというテーマで300万点以上の資料を収蔵します。
星条旗、歴代大統領夫人の夜会服、ベトナム戦没者の遺品、大陸横断鉄道の蒸気機関車、冷戦時代の潜水艦など多くの見所があります。
フリーア・ギャラリー
(Freer Gallery of Art)「キャッスル」の南西にある美術館です。実業家チャールズ・L・フリーアが日本滞在時に収集した美術品を寄贈して1923年に開館した美術館です。
日本の国宝級の美術品をはじめ、中国、韓国、インド、中近東などの美術品を収蔵します。また知人で画家のホイッスラーの作品1200点を展示する「孔雀の間」も見所です。
アーサー・M・サックラー・ギャラリー
(Arthur M. Sackler Gallery)フリーア・ギャラリーの東隣にある美術館です。美術鑑定家のアーサー・M・サックラーが寄贈した古代中国や古代ペルシャの美術品を中心に展示しています。
フリーア・ギャラリーとは地下通路でつながっています。
国立アフリカ美術館
(National Museum of African Art)アーサー・M・サックラー・ギャラリーの東隣にあるアメリカ唯一のアフリカ美術館です。
50近いアフリカの民族の絵画、彫像、装飾品、織物、日用品など7千点を展示します。また民話の紹介や祭りのフィルムなどの上映も行っています。
芸術産業館
(Arts & Industries Building)国立アフリカ美術館の東隣にある1879年開館の博物館です。1876年にフィラデルフィアで開かれた建国100年記念博覧会の出展品を展示しています。
4つのホールに当時の最先端の機械や楽器、家具、食器などをはじめ、世界各国から出展された品々があります。日本からは壷や花瓶などの陶磁器が出ています。
当時の最新の蒸気機関車は博覧会の目玉だったものです。
ハーシュホーン美術館と彫刻庭園
(Hirshhorn Museum & Sculpture Garden)芸術産業館の東隣にある美術館です。実業家ジョセフ・ハーシュホーンが収集した近代から現代の美術品約6千点を収蔵します。
通りの向かいに「彫刻庭園」があり、60点以上のブロンズやステンレスによる彫刻があります。
国立航空宇宙博物館
(National Air Space Museum)ハーシュホーン美術館の東隣にある航空宇宙に関する博物館で、「スミソニアン協会」の中で最も人気があります。
1976年の開館で、「ライト兄弟の飛行機」、大西洋横断飛行をした「スピリッツ・オブ・セントルイス号」、「アポロ11号の指令船」などの他、日本のゼロ戦、月の石など多くの見所があります。
スミソニアン・アメリカ美術館
(Smithsonian American Art Museum)モールの北1km、FBI本部の北東にある美術館です。
1840年建造のギリシャ風の建物に1968年に創設されたもので、植民地以後のアメリカの美術作品や版画、写真などを展示しています。
2006年7月にリニューアル・オープンしました。
国立肖像美術館
(National Portrait Gallery)国立アメリカ美術館に隣接する美術館です。アメリカを代表する人物の肖像画や版画、彫刻、写真約1万6千点を収蔵します。
2006年7月にリニューアル・オープン予定です。
レンウィック・ギャラリー
(Renwick Gallery of the National Museum of American Art)ホワイト・ハウスの北西にある美術館で、国立アメリカ美術館の別館です。
20世紀以後のアメリカ人芸術家による工芸品や装飾、日用品の図案などが展示されています。
国立郵便博物館
(National Postal Museum)国会議事堂の北1km、ユニオン駅のそばにある博物館です。
200年以上の歴史があるアメリカの郵便事業を、切手や手紙、集配の車や飛行機、仕分け機械などの展示で知ることができます。
ワシントンDC近郊
アーリントン国立墓地
(Arlington National Cemetery)モールのポトマック川対岸にある広大な国立墓地です。建国以来の数々の戦争で亡くなった市民や、国民的英雄など26万人が埋葬されています。
1963年に凶弾に倒れた第35代大統領ジョン・F・ケネディの墓があり、夫人によって灯された火が永遠に燃え続けています。
ジョージタウン
(Georgetown)ホワイト・ハウスの西北西3km、ポトマック川沿いの植民地時代の港町です。
人工的なワシントンDCの中心部と異なり、石畳の道路や古風な町並みが残っており、1765年に造られた「オールド・ストーン・ハウス(Old Stone House)」は植民地時代から残る唯一の民家です。
1789年創立のジョージ・ワシントン大学がある学生の町でもあり、レストランやショッピングモールなども集まっています。
アレキサンドリア
(Alexandria)ワシントンDCの南10km、ポトマック川下流の西岸がある町です。
1749年にスコットランド商人が造った町で、アメリカ建国まで愛国者たちが集会所や教会で議論をしていた地です。旧市街地区には18〜19世紀のレンガ造りの建物が多く残っています。
アナポリス
(Annapolis)ワシントンDCの東40km、チェサピーク湾(Chesapeake Bay)に臨む町です。独立当初10ヶ月間首都となった町です。
市の中心にある1779年完成の「州議事堂(State House)」は、1783年には国会議事堂として使われ、釘を使っていない木造ドームが特徴になっています。
市街の東には1845年創設の「海軍士官学校(U.S.Navel Academy)」があり、海軍や士官学校の歴史を紹介する博物館を見学することができます。
アナポリス市街の地図
ウィリアムズバーグ
(Williamsburg)ワシントンDCの南200kmにある町です。バージニア州にあり、1699〜1780年にイギリス領のバージニア植民地の首都でしたが、首都の座を譲ってからは停滞しました。
1926年にロックフェラー氏などが歴史保存を提唱して町全体が当時の姿に再現され、中心街は車の乗り入れが禁止で、市民も誇りをもって当時の町並みを維持しています。
古きアメリカのふるさととして国内外から観光客が訪れます。
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