「異国迷路のクロワーゼ The Animation」 最終話「屋根の上の猫」感想ー脳とアニメーションー
「異国迷路のクロワーゼ The Animation」最終話。
クロワーゼ最終回は、綺麗にまとめられた湯音&クロードのカップルエンド。
異国からきたジャポネーゼ・湯音さんの癒しストーリーとして始まった本作ですが、その湯音さんの控えめでクロードを立てる奥ゆかしいキャラクター故に湯音さん自身の活躍が少なめなのと過保護クロードが少しめんどくさくて中盤ダレ気味な印象がありました。
そんな中迎えた最終回は、湯音さんがギャルリの家族になるいいお話なのですが、やっぱり本作はクロードとのカップルアニメだったわけで、ジャポネーゼ湯音さんの萌え癒しアニメではなかったという印象の最終回でした。
でも最終回は、原作に近い超キュートな湯音さん作画がいっぱいでクロードに嫉妬しながら湯音さんに惹かれる内容でした。
暗闇の中で他の人々とどのような女性
最終回も過保護クロードが付きっきりで羽ばたけない湯音さんのシーンからスタート。
別に本作はクロードと湯音さんがダブル主役のカップル作品ですので、そこが好きで観ている人にはなんの問題もなくヤキモキしながら観れる良い作品となっているのですが、湯音さんの萌えアニメとしてクロードが邪魔という分析をしているだけなのでその辺ご理解お願いしますw
でも、得意のスキヤキを作るにもクロードの顔色をうかがったり、ギャルリの人達との交流にも監視がいちいち付くのはやっぱりウザいです。絶対湯音さんはクロードがいないともっとパリで羽ばたける子だと思いますw
クロードの工房でもやる気まんまんの湯音さん。
でも、クロード・クローデルは湯音さんをお人形扱いして工房に入るのを嫌がります。
そして、一番小さい手袋を借りようと手にとった湯音さんですが「どっかいけよ!」と、手袋を奪われてめっさ怒られてしまいます。
不条理に怒鳴られる湯音さんが不憫でドン引きですw
そんな突然ヒステリーを起こすクロード・クローデルがめっさ怖いんですけど。
トップ気晴らしは、運転中に
でも、その手袋がクロードの父の大事なものだと聞いた湯音さんはヒステリーを理解してクロードにデレデレ顔です。
というわけで、嫉妬するのも馬鹿らしいラブラブなカップルアニメが展開です。
どんなに怒鳴られてもクロードにゾッコンなんでしょ?ほんとにどっかでやってくださいですw
そして、湯音さんのがギャルリの役に立ちたい黒猫探しが始まります。
早速、出かけた湯音さんを過保護クロード・クローデルが探しまわって、ギャルリ中を賑わす大事件になります。
そんなクロード・クローデルに「無神経で湯音さんを傷つけるな」と叱ってくれるアリスだけが視聴者の救いです。
やっぱり本作は、アリス目線で二人のバカップルを見てしまう作品という気がします。
そんな湯音疾走情報に食いつくルンペン少年。
この男は本作では珍しく見どころがある奴です。こういうかっこいい男に湯音さんを守ってほしいかもw
そして、屋根の上で湯音さんを発見をしたクロード。
ギャルリに積極的に役に立ちたいという湯音さんとそばにおとなしくいろという束縛クロードのぶつかり合いです。
ここでの湯音さんの作画が最高です。
ユダヤ人のsmuckは何ですか
ここでガラス屋根の上に落ちてしまった湯音を助ける時に同じシチュエーションで助けられなかった親父の話を語るクロード。
父の死んだ時の自分語りを聞いて手袋の誤解も互いに解けて、超ラブラブの二人です。
ほかでやれ!w
二人で親父の愛したギャルリを上から眺めて、ちょっと告白モードのクロード・クローデルです。
それに頬を赤くして「クロード様」と湯音。ほかで…
そんなわけで、それぞれ至らない二人のカップル成長物語はこれからも続きます。
そして、お姫様抱っこで帰還のお二人。
果たしてこの展開に需要はあるのかどうか?茶化すジジイがめんどくさいですw
ここで家出じゃなかった湯音の帰還を喜ぶアリスが登場。
そのシーンを遠めに見守るルンペン少年が満面の笑顔です。
このルンペン少年はクロードの鉄壁のガードで湯音に近づけないのが切ないです。今回、ここが一番感動したかも。
最後に、湯音さんがみんなに安心を与えるギャルリの家族と認められて最高の笑顔で締めくくりです。
あら、よかった。
というわけで、クロード・クローデルとの絆が描かれギャルリの家族となるええお話の綺麗に締められた最終回。
本当に湯音さんが可愛くて素晴らしい最終回かと思われます。
しかし、いわゆる「ブヒアニメ」としては湯音さんがクロードに従属する女になり過ぎて中盤から思ったような作品にならなかったような気もします。異文化交流癒しアニメとしてもクロードの鉄壁の過保護でパリの人達との交流も阻まれた感がするんですけどこれいかに。
結局、クロード・クローデルがそういう面では邪魔だったような…ブヒアニメなのかカップルアニメなのか湯音さんのキャラ的にどっちがよかったの かの問題かと思われれます。
©2011 武田日向/富士見書房 異国迷路のクロワーゼ製作委員会
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